蜂太郎日記

森昌子を聴きながら・・・

2012-01-01から1年間の記事一覧

時代29、森昌子と劇場(6)

7、大阪新歌舞伎座(旧) 1976年「5周年記念特別公演」 1977年「特別公演」 旧 ・大阪新歌舞伎座 所在地: 大阪市中央区難波4−3−25 開 館: 1958年10月31日 閉 館: 2009年6月30日 客 席: 1638席(オープン時は1835席) 用 途: 演劇 設 計: 村野藤吾 運 …

時代28、一億本のバラと一億人のためのロック

今は昔 論評を業わいとする賢人ありけり 世に溢れる女書生を憂いてか 若者の傾く姿を嘆いてか 一億総白痴化を虞けり ある頃に 二百億年後の花火を見んと大言壮語する者ありけり 天の河の運命あるを唱え その最後を見んと言うなり その年月の余りに長きが故に…

時代27、振り向けば、時代

時代は 西陽のあたるあの窓に フィルムの中のビートルズに るろうに達の鬢髪に そして、二百億年の果てに 巡り来るのです 振り向けば 窓に西陽があたっていました ビートルズはフィルムの中で歌っていました 町には鬢髪の乱れたるろうに達がいました そして…

人形5、純情いろはがるた(年代順)

う) 生まれは雷都 宇都宮(58) な) 南国の土佐は伝説 1才と7ヶ月 し) 自転車の後ろで今日も歌います に) 肉も魚も嫌いです て) 転校はたしか小学4年生 す) スタ誕から出た天才(71) せ) せんせいから始まった『それはじんせい…』(72) そ) そっ…

人形4、純情いろはがるた(いろは順)

いろは47文字に京を加えた48文字から、を、ゐ、ゑの3文字を除外した45文字の一覧です。絵はドール・マコさんにお任せして、一部ヤッツケ仕事的な箇所もありますが、とりあえずは文言の全てです。分かりにくいかもしれませんので、後日、年代順に並べ直した一…

時代26、豊川稲荷

高三トリオが高校卒業を記念して植樹を行った豊川稲荷は、本院ではなく赤坂の東京別院であったが、新撰東京名所図会の東京別院の姿を眺めながら、再びその豊川稲荷についてである。周りが大きく変わった中にあって、その山門の形状がほとんど昔のままである…

松葉の流れる町(27)

浅草寺でほおずき市が開かれる頃に、森正太郎は再び金山の自宅を訪ねることにしていた。それを知って壬生は、 「私も一緒に行かせてください。『笹しげ』の羊羹を用意します。雑誌で金山さんがその羊羹のことを書いているのを読んだことがあるのです」と同行…

松葉の流れる町(26)

達彦が戻った翌日につぐみはみどりの手紙を受け取る。それには6月24日の墓参りの事が書かれていた。高揚を抑えきれず今日まで書くことができませんでした。しかし、どうしても書きたかったのです、と最後の書かれた言葉が印象的で、彼女の心の動きが手に取る…

時代25、森昌子と劇場(5)

6、歌舞伎座1976年「5周年記念」 1986年「ファイナルコンサート」 福地桜痴(源一郎)が千葉勝五郎と謀って、明治22年11月に建設開場したのがこの劇場である。 俗に団、菊、左と呼ばれた九世市川団十郎、五世尾上菊五郎、一世市川左団次が共演してこけら落し…

人形3、新しいブログのご案内

埋もれていたgooブログを「マコちゃん人形」用としてリニューアルいたしました。従って、マコちゃん人形に関するものは、すべてそちらに引き継ぎます。当面、ドール・マコさんが「マコちゃん人形の純情いろはがるた」の完成を目指すそうですので、是非そちら…

人形2、純情いろはがるた(1)

(す)スタ誕から出た天才

Edesu53、あのころ

鉛筆、ケント紙 やはり色褪せた写真を見てますと どうしても時代を感じます でも、まあ、いいじゃないですか あのころがあるから今があるのです …ついでにといってはなんですが マコちゃん人形にも登場してもらいました 森昌子「池上線」 http://youtu.be/cT…

神7、サンフランシスコ美術館

≪神々の時代(5)の補足≫ サンフランシスコ美術館とサンフランシスコ近代美術館を間違えていた。既に訂正済みです。 サンフランシスコ美術館(The Fine Arts Museums of San Francisco)は、ゴールデン・ゲート・パークにあるデ・ヤング記念美術館と、リンカ…

人形1、竪琴とマコちゃん人形

テルプシコラーの竪琴とマコちゃん人形案 森昌子「他人船」 http://youtu.be/5lg6ruieEN0 テルプシコラーの竪琴とマコちゃん人形と「他人船」。すごい取り合わせだ。 「他人船」は他人丼からの連想だと、遠藤実が何かに書いていたと思うが、親子でないものは…

俳句一覧(1〜25)

俳句(1〜25)、Edesu20.23リンクさせました。タイトル名から当該ページにとびます。 俳句1 2010年正月 あの頃の道埋め尽くして彼岸花 群生の丘に夕月急ぎ足 門に籠納屋にも柊挿してあり 古の斑雪やいかにかさね橋 糟糠の妻あり皿に目刺あり 俳句2 寒 椿 …

俳句25 二百億年の花火

ビッグバンによって無から宇宙が誕生してから137億年だという。星や銀河はその2億年後に生まれはじめるが、太陽系はずっと後の91億年の頃で、生命の誕生は99億年、今から38億年も前のことらしい。太陽は今から50億年後には赤色巨星となってその最期を迎える…

Edesu52、こんなこと申し上げて何なんですが…

鉛筆、ケント紙 こんなこと申し上げて何なんですが… 色褪せた古い写真を見てますと時代を感じます でも、まあ、いいじゃないですか 愛も流れますが、時は流れるのです もちろん歌も流れます 花を召しませ〜 召しませ花を〜 おや、あーた、小首かしげましたね…

松葉の流れる町(25)

それから数日後、達彦はカイロ大使館でつぐみの送った郵便物を受け取る。 「大田原君、郵便を預かっている」 カイロに着いた翌日、出勤した達彦に上野耕平がそう言って近づいてくる。上野は50代前半位の二等書記官だった。 達彦はカイロに異動した早々に大使…

神6、ムーサ・テルプシコラー

鉛筆、ケント紙 ゼウスの娘 9人のムーサの内のひとり 音楽と踊りの女神テルプシコラー 近くに現れた一羽の鷲を威嚇するゼウス 父親は愛娘が気になるようだ 「お父様、興奮しすぎです。その方、私の彼ではありません」 と、テレプシコラー 「相変わらず血の気…

他3曲14、ザ・ピーナッツ

ザ・ピーナッツの伊藤エミさんが亡くなられた。71歳だった。謹んで哀悼の意を表します。 ザ・ピーナッツは間違いなく日本の歌謡界を牽引したひと組だろう。その歌唱力とリズム感で新しい日本の音楽を聴かせてくれた。演歌か洋楽か二者択一の時代に、その『可…

神5、「テルプシコラー 音楽と踊りのミューズ」

ナティエ「テルプシコラー、音楽と踊りのミューズ」1739年(サンフランシスコ美術館) 人間の女性の裸を描くことは不謹慎とされた頃、裸体で描かれたのはすべて女神だった。実は私も人間の女性ではなく、女神を描こうとしている。ナティエにならいテルプシコ…

松葉の流れる町(24)

特別対策室の件は、達彦が外交官試験にパスした大学4年の時にそれとなく示されていた。達彦が、モスクワ大使館での研修が希望ですと言うと、その理由と同時に、暗にそうした部署への着任を尋ねられたのである。 『父親は日教組の活動家であり、叔父は牧師で…

Edesu51、もちろん、恨んでなんかいません

鉛筆、ケント紙 もちろん、恨んでなんかいません 思い出を残してくれたのですから もう何も言わないでね 森昌子「冬化粧」 http://youtu.be/yt798NiYruY ねえ…、 大人になったでしょ、私 見て、星がきれい 荒木一郎「空に星があるように」 http://youtu.be/n…

Edesu50、私、後悔してません

鉛筆、ケント紙 私、後悔してません もう振り向いてくれなくても あなたが好きでしたから 森昌子「寒椿」 http://youtu.be/50iz2QBl0tQ

他3曲13、ジャニスを聴きながら

森昌子との関係はないと思うのですが、サブタイトルに「森昌子を聴きながら」としていることから「ジャニスを聴きながら」荒木一郎の3曲です。 荒木一郎は東海ラジオの番組「星に唄おう」のテーマ曲「空に星があるように」で、66年に歌手デビュー。同年、同…

Edesu49、私、泣いてません

鉛筆、ケント紙 私、泣いてません 目にゴミが入ったんです けやき通り、風が強かったものですから 髪を切ったんです、昔みたいに 森昌子「吉祥寺物語」 http://youtu.be/fqJ7z5BUACg

他3曲12、歌謡三人三様

歌謡曲と流行歌。今は死後に近い言葉だが、戦前から戦後(1950年代)にかけて隆盛を誇ったこの大衆音楽こそが、日本の高度成長期の象徴と言っても過言であるまい。あの頃は未来があった。皆、貧しく、清く正しくはなかったかもしれないが、溢れる息吹があっ…

他3曲11、演歌三人三様

森昌子から見た場合、演歌のご三方はこんな風になるのだろうか。曲目は、歌唱場面も考慮した独断による選択です。YouTubeの中だけですが。 ・お姉さん、八代亜紀 生年月日:1950年8月29日 デビュー曲「愛は死んでも」(1971年9月25日) 「愛の終着駅」(1977…

松葉の流れる町(23)

「達彦さん、いつまでいられるの」 通行する人の中には足を止めて店先の商品を眺める人ばかりではなく、買い求めた物をその場でほお張る人もいた。そうした人たちの大きな塊が、流れの迂回を余儀なくさせる。その日の仲見世通りには、地方からの団体客らしい…

俳句24 時ありぬべし

また、この季節がやってきた。泰山木の花開く頃である。私にとっては森昌子様の季節なのである。ということで、早速例の場所へと向かった。参宮橋駅から歩いて数分の国立オリンピック記念青少年総合センター付近。写真をご覧ください。 泰山木の花 清冽の時…