蜂太郎日記

森昌子を聴きながら・・・

神々の時代

神8、ムーサ・テルプシコラー(2)

鉛筆、ケント紙 「お父様、雷霆は私がお預かりしています。今度、使い方を教えてください」 神の娘にしてまた神。ゼウスの娘テルプシコラーは、そう言って雷霆をおし抱く。 神よ、怒りたもうな。

神7、サンフランシスコ美術館

≪神々の時代(5)の補足≫ サンフランシスコ美術館とサンフランシスコ近代美術館を間違えていた。既に訂正済みです。 サンフランシスコ美術館(The Fine Arts Museums of San Francisco)は、ゴールデン・ゲート・パークにあるデ・ヤング記念美術館と、リンカ…

神6、ムーサ・テルプシコラー

鉛筆、ケント紙 ゼウスの娘 9人のムーサの内のひとり 音楽と踊りの女神テルプシコラー 近くに現れた一羽の鷲を威嚇するゼウス 父親は愛娘が気になるようだ 「お父様、興奮しすぎです。その方、私の彼ではありません」 と、テレプシコラー 「相変わらず血の気…

神5、「テルプシコラー 音楽と踊りのミューズ」

ナティエ「テルプシコラー、音楽と踊りのミューズ」1739年(サンフランシスコ美術館) 人間の女性の裸を描くことは不謹慎とされた頃、裸体で描かれたのはすべて女神だった。実は私も人間の女性ではなく、女神を描こうとしている。ナティエにならいテルプシコ…

神4、「我が子を喰らうサトゥルヌス」

ゴヤ「我が子を喰らうサトゥルヌス」1820年頃(プラド美術館) ローマ神話に登場するサトゥルヌスは農耕神で、大きな鎌を持つ老人の姿で表わされる。ギリシア神話のクロノスと同一視され、この絵はそのクロノスである。クロノスは我が子に支配権を奪われる不…

神3、「ダナエ」

クリムト「ダナエ」1908年(個人蔵) アルゴス王アクリシオスの受けた神託「汝に息子は生まれないが男の孫が生まれる。その孫に汝は殺されるだろう」が、このダナエの物語の始まりだった。神託を恐れアクリシオスは、男が近づけないよう娘を塔(地下室)に閉…

神2、「人生の踊り」

その死生観や人生観を表した「人生の踊り」は至る所に時の象徴が描かれ寓意に満ちている。 まず絵の上部から。「永遠の輪」を掲げる太陽神アポロンと先導する暁の女神アウロラ。そして後ろにはアウロラの侍女で時の象徴のホライたち。下には、向かって左に、…

神1、「テルプシコラー」

模写 ナティエ「テルプシコラー、音楽と踊りのミューズ」(サンフランシスコ近代美術館) 模写と言えば聞こえはいいがただの落書きです。モデルたちはサンフランシスコ美術館へは行ったのだろうか。 またまた「沈黙」登場人物の名前を変えます。鬼怒川乱穂は…