蜂太郎日記

森昌子を聴きながら・・・

私が選ぶ他3曲

他3曲16、黒い傷あとのブルース

引き続きマイトガイで。この映画は1961年、小林旭の主演で作られた。脚本は、山崎巌がマーロン・ブランドの初監督作品「片目のジャック」(1961)を元に、当時流行っていた洋楽「黒い傷あとのブルース」を主題歌にして書けと言われて書いたものらしい。主題…

他3曲15、小林旭と遠藤実

「純情いろはがるた」での緊急事態のため、あちこちでの修正を余儀なくされた。主に時代29と30あたりですが、一応の修正を終えた。しかしよくよく考えれば不思議なもので、遠藤実と美空ひばりを両脇にして、森昌子と小林旭は対極にいる。かつてのアキラ・ル…

他3曲14、ザ・ピーナッツ

ザ・ピーナッツの伊藤エミさんが亡くなられた。71歳だった。謹んで哀悼の意を表します。 ザ・ピーナッツは間違いなく日本の歌謡界を牽引したひと組だろう。その歌唱力とリズム感で新しい日本の音楽を聴かせてくれた。演歌か洋楽か二者択一の時代に、その『可…

他3曲13、ジャニスを聴きながら

森昌子との関係はないと思うのですが、サブタイトルに「森昌子を聴きながら」としていることから「ジャニスを聴きながら」荒木一郎の3曲です。 荒木一郎は東海ラジオの番組「星に唄おう」のテーマ曲「空に星があるように」で、66年に歌手デビュー。同年、同…

他3曲12、歌謡三人三様

歌謡曲と流行歌。今は死後に近い言葉だが、戦前から戦後(1950年代)にかけて隆盛を誇ったこの大衆音楽こそが、日本の高度成長期の象徴と言っても過言であるまい。あの頃は未来があった。皆、貧しく、清く正しくはなかったかもしれないが、溢れる息吹があっ…

他3曲11、演歌三人三様

森昌子から見た場合、演歌のご三方はこんな風になるのだろうか。曲目は、歌唱場面も考慮した独断による選択です。YouTubeの中だけですが。 ・お姉さん、八代亜紀 生年月日:1950年8月29日 デビュー曲「愛は死んでも」(1971年9月25日) 「愛の終着駅」(1977…

他3曲10、「おねえさんといっしょ」

「番外7」で西郷輝彦の曲を探している時に、十朱幸代が写っている映像を見かけた。映画「17才のこの胸に」(1964年)の共演は本間千代子だしと思って探したところ、1965年8月の日活映画「星と俺とできめたんだ」があった。十朱幸代との共演はこれだけだから…

他3曲9、夢のある頃

前回の「番外8、夢みる想い」の3曲が66年67年68年だったのでその同じ年から。そういえばその頃「ザ・モンキーズ」というテレビ番組があった。調べてみると、TBS系列で1967年(昭和42年)10月から1969年(昭和44年)1月にかけて放送された30分番組だった。大…

他3曲8、夢みる想い

東京オリンピック(1964年)から大阪万博(1970年)の頃の外国の歌姫たち。ジリオラ チンクェッテイがサンレモ音楽祭で優勝したのは、1964年16歳の時で、曲は「夢みる想い」 (Non ho l'età) だった。ツイッギーに見出されたメリー ホプキンの「悲しき天使」…

他3曲7、御三家

橋幸夫と西郷輝彦の曲は早々と決まったが、舟木一夫は迷った。「蜂太郎日記」の存在理由から言えば学園三部作だろうが、ここはなかなか機会のない和泉雅子に敬意を表したいところだ。この人が北極横断の冒険に挑んだ時はさすがに驚いた。森昌子のセーラー服…

他3曲6、清く優しく美しく

吉永小百合(1945年3月13日〜) 「寒い朝」(1962年・昭和37年)&和田弘とマヒナスターズ http://youtu.be/mjewgj8-NYc 「寒い朝」は石坂洋次郎原作「寒い朝」の日活映画化作品「赤い蕾と白い花」の主題歌。そして吉永小百合のデビューシングル。 高石かつ…

他3曲5、綺羅星のごとく

和田浩二が加わってダイヤモンドラインが形成された日活アクション映画全盛の頃、綺羅星のごときスター群は歌謡界にも瞬いていた。もちろん美空ひばりや島倉千代子もいたわけですが、次の御三方をピックアップ。あくまで独断ですのでご批判めさるな。歌手名…

他3曲4、夜霧と霧笛と渡り鳥

石原慎太郎の「太陽の季節」が1955年、そして1956年、同名の映画で石原裕次郎はデビューする。日活黄金時代の幕開けだった。私は旭、ルリ子派で、全部で9本作られたこの渡り鳥シリーズは大好きだった。この3人は最強だったが、1961年(昭和36年)2月14日、そ…

他3曲3、カルフォルニア

沈黙(7)ゴールデンゲートブリッジ用。簡素な絵を書いて差し替えた。 「沈黙」の絡みで、カルフォルニアあるいはサンフランシスコ関係の曲を選んでみた。他にも、何度か取り上げたイーグルスの「ホテルカルフォルニア」(1976年)やサイモン&ガーファンクル…

他3曲2、魂のメロディ

オルフェの叫びが…、哀愁に込められたギターが…、そしてリストを弾くために生まれたピアニストの音律が…。ジャズ、ロック、クラシックと分野は違えど、それぞれにそれぞれの魂がある。 渡辺貞夫 「MANHA DE CARNAVAL」 http://youtu.be/JQYTiQnNpKM サンタナ…

他3曲1、古き良きアメリカ

襟を正すことに少し疲れた時、人は寛ぐことも必要で、そんな時にはこんな歌を聴くのもいいかもしれない。いずれも女臭ぷんぷんだが、アメリカの空気に溢れている。古き良きアメリカである。映画、ジャズ、そしてカントリーの芳醇な香りである。 マリリン モ…