蜂太郎日記

森昌子を聴きながら・・・

他3曲7、御三家

 

 橋幸夫西郷輝彦の曲は早々と決まったが、舟木一夫は迷った。「蜂太郎日記」の存在理由から言えば学園三部作だろうが、ここはなかなか機会のない和泉雅子に敬意を表したいところだ。この人が北極横断の冒険に挑んだ時はさすがに驚いた。森昌子のセーラー服どころではなかった。年月はここまで人を変えるのかと思った。我々の見ていた姿が虚構のものであったとしてもだ。
 そしてリーフ、リーフである。小春日の人気ない山門に舞い落ちる一枚の葉もリーフである。若葉ではなく紅葉の果ての朽ちかけの最後の一枚である。それなら絵になるだろう。高原のお嬢さんと清貧の思想は最後の一枚の葉で繋がるだろう。


 「兄妹の星」の水沢有美は小沢不二夫の娘さん。1963年の吉永小百合浜田光夫コンビの映画「波浮の港」は、この小沢不二夫の「おもかげ」を原作としている。これは以前「吉永小百合森昌子」を書こうとして調べていた時に知った。そのタイトルではいまだに書かれていないが…、当時、森昌子が真似た20人の最後の人がこの吉永小百合であったことや、そして聴いたことはないが「寒い朝」や「いつでも夢を」なら相当に似ていたろうと想像しつつ書こうとしていた。二人とも「波浮の港」を歌っていたこともあり、佐藤千夜子を加えて3曲という方法もあったが書けずにいる。作詞作曲は野口雨情と中山晋平と、そうそうたるメンバーが揃っているのだが…。


橋幸夫(1943年5月3日〜)
「江梨子」(1962・昭和37年)
http://youtu.be/kkuRbWCd49g


舟木一夫(1944年12月12日〜)
「高原のお嬢さん」(1965年・昭和40年)
http://youtu.be/DrTR6I6tDPs


西郷輝彦(1947年2月5日〜)
「兄妹の星」(1966年・昭和41年)&水沢有美
http://youtu.be/IXnp4D3C8yk