蜂太郎日記

森昌子を聴きながら・・・

2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

俳句30 じゃがいもの花

じゃがいもの花 「北海道無料写真素材 DO PHOTO」より http://photo.hokkaido-blog.com/ スター誕生予選会における少女を、阿久悠はじゃがいもの花に喩えた。大人たちの中にいたたったひとりの少女に、小さな素朴で可憐な花を見たのだろう。そこにこの少女に…

Edesu56、演歌の女

パステル、色鉛筆 うまく描けなかった絵を塗り直している。100均の12色しかないオイルパステルなので、どうしても原色がきつくなる。しかも我流で、紙面で色を混ぜたり何度も塗り直したりで、色が汚くなる。しかし、依然として「あの頃この頃」(54)はうま…

Edesu55、夢紀行

パステル、色鉛筆 夏、せんせいが街に流れ 夢は飛んだ その道がどこへゆくかも知らず 空をかけた 秋、人の心のあやとりに 後ろを向いた それでも目覚めは さわやかだった 遠く呼ぶ声が懐かしかった この幸せをありがとう この胸の幸せをありがとう 森昌子「…

俳句29 純情俳句集の健闘を祈って

純情俳句集は32句まで進んだようだ。カテゴリー俳句は、3年近くも経つというのにこれでNo29。片や、まだ一ヶ月も経たぬというのに32句。 物言わぬ地蔵秋にもものを言い と、まあ、こんなところか。例の歌詞冊子と歳時記を手放せず持ち歩いているようですが、…

Edesu54、あの頃この頃

パステル・色鉛筆 映画華やかなりし頃、ヤクザ映画を見た客が出てくる格好は、皆健さんだった。しかし少年の私は、多分マイトガイだったと思う。この頃の友蔵さんの俳句ならこんなことだろう。 少年の歩く姿はマイトガイ ということですが、ここはマイトガイ…

俳句28 2012年10月

春の暮れなずむ頃です。地蔵堂の前を通ると、 「これこれ、何か忘れてはおらぬか」 と、声がする。辺りを見回しても誰もいない。空耳かと歩き出すと、 「これこれ、何か忘れてはおらぬか」 と、また声がする。 山際にはまだ明るさが残っている。周りもぼんや…

俳句27 飯島晴子

かほどまで咲くこともなき椿かな(飯島晴子) 歳時記を眺めていてふと目に止まったのがこの句だった。飯島晴子。偶然にも前回の「はんざき…」と同じ作者であり、以前にも「夕立」の項で「さつきから夕立の端にゐるらしき」を引用させていただいていた。実は…

俳句26 かまいたち

はんざきの傷くれなゐにひらく夜(飯島晴子) これは確かに女のものだ。情念に満ちている。男にこうした句は作れない。可愛いい顔をして、しおらしい振りをして、しかしその体の奥深くにメラメラと炎を立てている。ブランコを無心にこぐ少女に鷹女の句を重ね…

他25、三沢あけみとソノシート、そして森昌子

表紙 裏表紙 そろそろ身辺整理は必要だ、とふと思う。周りを見渡せば不要のものが多い。少しずつでも捨てようと思っている時に出てきたこのシート。正式にはなんというのだろう。一般名称か商品名なのかも知らないが、朝日ソノラマが有名で、ソノラマシート…

他3曲16、黒い傷あとのブルース

引き続きマイトガイで。この映画は1961年、小林旭の主演で作られた。脚本は、山崎巌がマーロン・ブランドの初監督作品「片目のジャック」(1961)を元に、当時流行っていた洋楽「黒い傷あとのブルース」を主題歌にして書けと言われて書いたものらしい。主題…