蜂太郎日記

森昌子を聴きながら・・・

他3曲14、ザ・ピーナッツ


 ザ・ピーナッツ伊藤エミさんが亡くなられた。71歳だった。謹んで哀悼の意を表します。
 ザ・ピーナッツは間違いなく日本の歌謡界を牽引したひと組だろう。その歌唱力とリズム感で新しい日本の音楽を聴かせてくれた。演歌か洋楽か二者択一の時代に、その『可愛い花』(1959年)が歌謡界多様化の契機になったと言われる。日本人の不得手としたハーモニーを十二分に聴かせてくれた。その鮮やかさは今に聴いても色褪せてはいない。(6/28)


 ザ・ピーナッツを偲んでの三曲。「指輪のあとに」の単独バージョンが見つからなかったのは残念だが、また私自身は「情熱の花」が最初に来るのだが、偲ぶという意味から言えばこの三曲がいいのかもしれない。
 「鈴懸の道」、芳醇な香りがする。質の高さを感じる。大宅壮一の言葉が現実になろうとは思わなかった。テレビも地に堕ちたものである。「可愛い花」はザ・ピーナッツのデビュー曲。歌謡界多様化の契機となった曲でもあり記念すべき曲だろう。三曲目の「ウナ・セラ・デイ東京」は紅白で3回歌われている。彼女らの歌う曲は数多くある中で、この曲だけが複数回歌われているということは、二人にとって思い入れの深い曲なのかもしれない。
 いずれにしてもハーモニーは絶品で、ある世代には「モスラのお姉さん」のイメージがあるのかもしれなが、小型であっても高性能マシンに違いはなかった。(7/5)


「鈴懸の道」
http://youtu.be/Rhk6ah-x-90
「可愛い花」
http://youtu.be/uYAnOCB0syg
ウナ・セラ・ディ東京
http://youtu.be/MhsLuvDD79g


既に聴いた曲
「情熱の花」「可愛い花」「恋のバカンス」「鈴懸の道」「帰り来ぬ青春」「夢で逢いましょう」「悲しき16才」「レモンのキッス」「コーヒー・ルンバ」「キサス・キサス・キサス」「スターダスト」「恋人よ我に帰れ」「ふりむかないで」「恋のフーガ」「ウナ・セラ・ディ東京