蜂太郎日記

森昌子を聴きながら・・・

俳句25 二百億年の花火

 

 ビッグバンによって無から宇宙が誕生してから137億年だという。星や銀河はその2億年後に生まれはじめるが、太陽系はずっと後の91億年の頃で、生命の誕生は99億年、今から38億年も前のことらしい。太陽は今から50億年後には赤色巨星となってその最期を迎えるが、その10億年前に銀河はアンドロメダと衝突すると最近ニュースで流れた。これは太陽系が誕生してからおよそ86億年後のことである。時間の概念がさっぱりで、私にとっては他人事の、稀有壮大な二百億年の物語である。


0年    宇宙誕生・ビッグバン
2億年   星や銀河の誕生
91億年  太陽系の誕生(46億年前)
99億年  生命の誕生(38億年前)
137億年 現在
177億年 銀河とアンドロメダ衝突か


小学館の図鑑NEO9 宇宙」より

 古代インド人の考えた宇宙は、中央に須弥山(しゅみせん)が聳え、それを象と亀が支え、周りを蛇が囲う姿だ。


 神なるや須弥山染めて花火舞う
  

 花火の季節に象や亀の苦労を思うのもまた一考かと。いかに高く打ち上げられようとも、二百億年を待たなければ、閃光が須弥山の頂を照らすことはないのだから。