その他
赤坂豊川稲荷 森昌子 記念樹 泰山木 泰山木(右)と木蓮(左)
曲名だけは、とメモったのですが、会場は思いのほか暗く、手元は殆ど見えない。ある方のブログに「愛燦々」の文字を発見。「はて?」とあらためてメモを開いてみると、確かに16は「おかあさん」ではなく「あいさんさん」と読める。そして、学園三部作の下に…
森昌子コンサート〜昭和歌謡史〜 日 時:2011年5月26日 場 所:大田区民ホール アプリコ 所 在 地:大田区蒲田5-37-3 収容人員:1,477名(1F:936席、2F:541席) 用 途:クラシック・ポピュラー音楽、ミュージカル、演劇、講演等 運 営:東京都大田区 JR蒲…
美空ひばりはいない。阿久悠もいない。遠藤実も玉置宏もいない今、戸倉俊一はJASRAC会長だし、ペギー葉山は少し前まで日本歌手協会の7代目会長(現在は理事)だった。また、小林幸子には2005年新潟市、長岡市より特別感謝状を受けると、2006年には松尾芸能賞大…
最近、本屋さんに行き「二十歳の原点」が広いスペースをとって並べられているのを見てちょっと驚いた。2009年4月にカンゼンから新装版が発行されていた。1971年の風景のひとつとして前記「少女森昌子の挑戦」(1)の中にも本書名を記したが、若い頃の私はど…
ボブディランのコンサートが3月に予定されている。1978年以来7度目の来日で2001年以来9年振りのコンサートになる。ボブディランはビートルズと共に私たち世代にとって別格の存在であるが、そのビートルズは既になく、ジョンレノン、ジョージハリソンはこの世…
若者が突然諳んじていた詩の一節を朗詠すると、何故か少女は微笑む。「読んでみるかい」一冊の本を少女に差し出して、彼もまた微笑む。 若者は夏休みを利用して、親戚であるという町の小さなの教会に来ていた。その教会は丘の麓、竜胆が群生する中にある。少…
いつか母の許を離れなければならない思春期にある娘の愁いは、あの重陽の日に二人で飲んだ菊花酒の味に…。 母はそれを知っている。しかし母の悲しみは口をついて出ることはない。それは娘の幸せを願うから…。 娘は菊花に母の健康を願って手紙を書く。
人家を離れた小道の傍らに毅然として花を開く寒椿の様が、一幅の絵のように思い浮かびます。 ライブでは感情が勝りがちな彼女がそれを適度に抑え、枯山水の如く見事に昇華した歌唱を見せてくれています。まさに渾身の歌唱と言って良く、このリサイタルの中で…
山は新緑に覆われ、風に揺らいで煌いている。山裾に沿って山中に続く小道の脇に李の木が花を開かせ、柿の木には緑が溢れていた。 子供たちのざんざめく声はその辺りから響いて来る。そしてその声はいつしか歌声へと変わっていく。ある子は野花を摘み、別の子…
待つ日は長くても、その時があるから耐えられる。しかしその時はあまりにも短く、早く過ぎてしまう。ふと開けた障子越しに、家並みを越えて幽かに響いて来る汽笛の音にさえ、涙が溢れてしまう。蛍は窓を開けても籠を離れず、じっとして明滅を繰り返えすばか…
日毎に陽射しが強くなり、なんとなく気分もうきうきしてくる頃です。お父さんの自転車に乗って近くの河原にやって来た少女は、大きな声で歌謡曲を歌っていました。 「ませた子だね」 「お嬢ちゃん、歌が上手だね」 通りすがりの大人たちが少女に声をかけて行…
田んぼの蓮華が所々にピンクの花を咲かせ始めた頃のこと。その田んぼとその奥の青々とした森との間に作られた小さな畑の辺りから、子供たちの遊ぶ声が聞こえてくる。しばらくするとそれは歌声に変わっていく。ある者は木に登り、そしてある者はその木を揺す…