蜂太郎日記

森昌子を聴きながら・・・

他2、光る風

 

 日毎に陽射しが強くなり、なんとなく気分もうきうきしてくる頃です。お父さんの自転車に乗って近くの河原にやって来た少女は、大きな声で歌謡曲を歌っていました。
「ませた子だね」
「お嬢ちゃん、歌が上手だね」
 通りすがりの大人たちが少女に声をかけて行きます。
 昌子ちゃんは得意になって荷台に立ち上がり、更に大きな声で歌うのでした。


 風光る少女自転車に仁王立ち