蜂太郎日記

森昌子を聴きながら・・・

2010-01-27から1日間の記事一覧

他3、古都の別れ歌(森昌子)

待つ日は長くても、その時があるから耐えられる。しかしその時はあまりにも短く、早く過ぎてしまう。ふと開けた障子越しに、家並みを越えて幽かに響いて来る汽笛の音にさえ、涙が溢れてしまう。蛍は窓を開けても籠を離れず、じっとして明滅を繰り返えすばか…

他2、光る風

日毎に陽射しが強くなり、なんとなく気分もうきうきしてくる頃です。お父さんの自転車に乗って近くの河原にやって来た少女は、大きな声で歌謡曲を歌っていました。 「ませた子だね」 「お嬢ちゃん、歌が上手だね」 通りすがりの大人たちが少女に声をかけて行…