画集13、哀愁のカリフォルニア〜19の夏〜
「哀愁のカリフォルニア」から「帝国劇場の衝撃」へと、殻を脱ぎ捨てるべく、天才少女は再び走るを決意をしたのです。それは19の夏が終ろうとしている頃でした。
1978年(19才〜20才)の略歴
1978年1月 「7周年記念公演」(浅草国際劇場)(14〜22)
1978年6月 「MM7全国ツアー」(6大都市)開始(27日)
1978月6月 7周年記念映画「お嫁にゆきます」(東宝)封切り
1978年8月 第4回日本テレビ音楽祭入賞「津和野ひとり」
1978年9月 「7周年記念公演・熱唱ひとり舞台」(帝国劇場)(21日)
1978年10月 20歳誕生パーティ(東京プリンスホテル)(13日)
1978年10月 ドラマ「おはなちゃん繁昌記」(テレビ朝日)(〜翌1月)
1978年12月 第29回NHK紅白「彼岸花」6回目
ということは、帰国直後の公演は帝国劇場ということになります。
「思い切り叫べ、叫ぶんだ! ゐのちいっぱい歌うんだ!」
その時、客席にまで届く声がしました。
そして歌は始まったのです。
森昌子「生きて下さい 愛して下さい」
http://youtu.be/rq2EaKREpac
「ギャアアーッ!」
歌が終ったその時です。時空を超えた遥か彼方の山並みに悲鳴が響き渡ります。そして、「お、お前は何者だ!」と言い残し、スフィンクスは断崖へと落ちて行ったのです。
峠に待ち伏せ、謎を解けない旅人を食い殺していた怪物は、偶然通りかかったオイディプスに謎を解かれて命果てたのです。
ギリシア神話のスフィンクスとエジプトのピラミッドを守るそれとでは性質が違います。岐路あれば必ずそこに現れ、「さあ、どっち?」と問いかける得体の知れないものとして、エジプトのスフィンクスに登場願いました。このスフィンクスは、彼女が迷うたびごとにその姿を現します。そしてそれは、これから先も必ず現れます。しかし、あなたは己が思うままに進めばいいのです。スフィンクスがいつでも、優しい眼差しであなたを見守っていてくれます。
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1)帝国劇場に関する旧記事
・森昌子と劇場(7)
・森昌子と劇場(8)
・森昌子と劇場(9)
2)お詫び:旧記事にこの頃を「18才」として書いたものがあります。
3)「土曜スタジオパーク」
http://youtu.be/MUwiRIZnZ8s
胡沙まりもさん、初出演おめでとうございます。
ドラマ「ちょっとは、ダラズに。」やその主題歌「メモ用紙」。そして胡沙まりもさんの登場、モネ「昼食」等、話題満載ですが、ここは、「19才の夏」ですっきりしましたので、その点に限って書いてます。