蜂太郎日記

森昌子を聴きながら・・・

他33、ピクニック


映画「ピクニック」
http://youtu.be/n9N7jH25WXI



「ピクニック」は1955年のアメリカ映画。日本公開は1956年3月との記述がありました。もちろん私が観たのはリアルタイムではないのですが、監督はジョシュア・ローガン、主演はウィリアム・ホールデン、キム・ノウ゛ァク。カンザスの田舎町を舞台に若い二人が駆け落ちするまでのたった一日のできごとを描いています。その中でのキムノウ゛ァク演じるマッジの踊りが印象的でした。また二人の踊るシーンは周囲の人達も溜息を漏らすほどのもので、この映画のハイライトでした。
 主人公の二人は前科を持つ流れ者とその友人の婚約者で町一番の美人。これだけで大方の筋書きは見えてくるのですが、他の登場人物の設定が細やかで、当時のアメリカの田舎の生活や人々の様子が見えてきます。美人の姉を持つ僻みっぽい妹ややもめの行商人。さらにマッジの家に下宿する女教師はオールドミスだったり・・・等など。とにかくも何かありそうな気配です。それらの気配を残したまま物語はこの二人を中心に進んでこのダンスのシーンになるのです。
 労働休業日、いわゆる感謝祭のその日、町をあげての催し物が開かれ人々が集まる。つまりピクニック。細かく言えば禁酒法の影響もあるのでしょうが、それはそれとして、町の人たちが待ちの待ったこの日を楽しんでいる様子が分かります。年に一度の祭りです。ウキウキとした気分になるのはやむを得ないのです。そんな日の出来事なのです。これは日本で言えば盆踊りの日といったところでしょうか。


 盆踊り? 盆踊りと言えばこれか?




森昌子「今日も笑顔でこんにちわ」
http://youtu.be/L_f1PNNz-fQ