蜂太郎日記

森昌子を聴きながら・・・

20、美空ひばりと森昌子

1、 「あの丘越えて」(1951年)
オリジナル歌手:美空ひばり、作詞:菊田 一夫、作曲:万城目 正
歌:森昌子美空ひばり
昭和26年の松竹映画「あの丘越えて」の主題歌。瑞穂春海監督によるこの「あの丘越えて」は、ひばり(当時14歳)演じる少女と鶴田浩二(当時27歳)扮する高校生の淡い恋を描いたものだが、実生活でもひばりは鶴田浩二を兄のように慕ったといわれる。

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2、「哀愁波止場」(1960年)
オリジナル歌手:美空ひばり、作詞:石本美由起、作曲:船村徹
歌:森昌子
この年昭和35年の第2回日本レコード大賞曲は松尾和子和田弘とマヒナスターズの「誰よりも君を愛す」であり、この「哀愁波止場」は歌唱賞だった。ちなみにこの年の新人賞は「潮来笠」を歌った橋幸夫が獲得している。
http://www.youtube.com/watch?v=Hcr9zKll-eo
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3、「哀愁出船」(1963年)
オリジナル歌手:美空ひばり、作詞:菅野小穂子、作曲:遠藤実
歌:森昌子美空ひばり
1963年ひばり26歳の時の作品で、1960年にヒットした「哀愁波止場」の続編に当たる。「もう直ぐお姉ちゃまの歌を歌うようになるから練習しておこう」と言うひばりに若き森昌子は歌の指導を受けたという。美空ひばり森昌子を「まちゃこ」と呼び、自らは「お姉ちゃま」と言った。これは森昌子に対してだけだったのだろう。美空ひばりにとって鶴田浩二は兄であり、森昌子は歳の離れた妹のようで、共に愛しい存在であったのだろう。