4-5森昌子と旅立つ彼(ひと)(2)
佐々木勉が二人いたとはウィキペデアによるもので、その記載部分を以下に引用する。
佐々木 勉(ささき べん、本名:佐々木勤(ささき つとむ)、1938年12月26日 - 1985年3月11日)は、昭和期の作詞家、作曲家、歌手。東京都出身。妻は女優の西尾美恵子。1960年代後半からフォークソングをはじめ、デュエットソングなどの歌謡曲を多く作詞・作曲したシンガーソングライター。また、アイドルへの楽曲の提供もあり、ヒットソングも多い。人気もあったが、健康を害し、若くして病気により他界した。享年46。
なお、寺尾聰を輩出したザ・サベージの大ヒット曲「いつまでもいつまでも」「夜空に夢を」「渚に消えた恋」「哀愁の湖」ほかは、同時期に活躍した、成城学園出身の同姓同名の作詞作曲家である佐々木勉(ささき つとむ)によるものである。(ウィキペデア)
そして、テイチクから2000年ごろに発売された佐々木勉の没後15周年記念企画盤「佐々木勉 FOREVER」の紹介文とその曲目を以下に紹介する。
Benさんが残した数々のラブバラードが戻ってきました!1960年代に登場したJ-POPSのシンガーソングライターの草分けの一人、佐々木勉の没後15周年記念企画盤。自作自演のアルバム「夜のバラード集」と、他アーティストによるカヴァー曲を収録。ボーナストラックとして幻の未発表曲「Don't cry again-もう泣かないで-」も収録。
- 1 あなたのすべてを
- 2 夜の唄
- 3 二人だけの夜
- 4 なんで惚れた
- 5 もういいのよ
- 6 ひとりにしないで
- 7 星に祈りを
- 8 小さな幸せ
- 9 君を求めて
- 10 旅立つ彼
- 11 君がくれた涙
- 12 いつまでもいつまでも
- 13 いつまでも いつまでも(サベージ)
- 14 夜空に夢を(サベージ)
- 15 渚に消えた恋(サベージ)
- 16 哀愁の湖(サベージ)
- 17 星に祈りを(ブロードサイド・フォー)
- 18 夜ごとの夢(ブロードサイド・フォー)
- 19 旅立つ彼(森山良子)
- 20 別れても好きな人(パープル・シャドウズ)
- 21 Don't cry again-もう泣かないで-
カッコ内はカバーしたグループや歌手で、それ以外は本人佐々木勉の歌唱である。何故二人の佐々木勉が同じ記念企画盤にいるのか、不思議である。サベージの「いつまでも いつまでも」は、ウィキペディアによれば「ささきべん」ではなく「ささきつとむ」であるのだが、試聴してみると、この「いつまでもいつまでも」は「旅立つ彼」を歌う人の声と同じとしか思えない。ウィキペディアは一人の佐々木勉をそれぞれ部分だけを記して、「ささきべん」と「ささきつとむ」としているのだろうか。