蜂太郎日記

森昌子を聴きながら・・・

9、森昌子 追憶の旋律

1、「南国土佐を後にして」(1959年)
歌手:ペギー葉山、作詞、作曲:武政英策
 この曲は厳密な意味でのヨナ抜き音階ではないが、全体的にはヨナ抜き5音階、都節風に作られており、後半の土佐民謡「よさこい節」と共に日本的な音階構成になっているという。また、森昌子が生まれて初めて聴きそして歌った曲といわれ、彼女の歌の原点と言われてしかるべき楽曲であろう。
http://youtu.be/VP9apvTqADo
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2、「哀愁出船」(1963年)
歌手:美空ひばり、作詞:菅野小穂子、作曲:遠藤 実
 1963年ひばり26歳の時の作品で、1960年にヒットした「哀愁波止場」の続編にあたる。また、この前年の1962年に小林旭と結婚するが、2年の短い期間で破局している。この曲は森昌子5歳の頃のもので、その後美空ひばりの歌唱指導を受け、そして共に歌い、復帰後も歌うことになる恩師遠藤実の名曲でもある。
http://youtu.be/qlMO_vuQiWQ
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3、「ホテルカリフォルニア」(1976年)
歌手:イーグルス、作詞・作曲:ドン・ヘンリーグレン・フライドン・フェルダー
 作詞、作曲は製作時のメンバー3人の連名である。ウエストコーストミュージックは、1960年代のビーチボーイズやママス&パパス等を原点とするカリフォルニアの青い海や空をイメージさせるようなポップソングがルーツであり、1970年代に入ってからのアーティストにはこのイーグルスや、リンダ・ロンシュタットジャクソン・ブラウンジェイムス・テイラー、クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング等がいる。この曲は、その印象的な旋律、暗喩に富んだ歌詞から、広く愛聴されるイーグルスの代表作のひとつとされ、またウエストコーストミュージックにとどまらずアメリカンロック史に残る名盤とされる。森昌子アメリカ西海岸に長期滞在した時、「サンタモニカの海岸でずっと聴いていた」と自著に記しているのがこの「ホテルカリフォルニア」である。(これは後のアコースティックバージョン)
http://youtu.be/O2lFbQSCC5Y