蜂太郎日記

森昌子を聴きながら・・・

Edesu31、青い海

鉛筆、ケント紙


「書を捨てよ町へ出よう」と、寺山修司は言う
「ドアを半分あけといてくれ そこから青い海が見えるように」とも言う
それに、
「かつて、君が遊んだ青い海が…」と、付け足す者がいる


ドット柄はビーズ玉のようになったが
君はまだ若いし
入道雲は地平を這って膨れるが
海は静かだし
ボートには
誰が書いたか「マサコ美容室」の文字が
そして空には
今日を予言する「40周年」の飛行船が


かつて青い海で遊ぶ君の姿である