2011-10-22 Edesu31、青い海 Edesu 鉛筆、ケント紙 「書を捨てよ町へ出よう」と、寺山修司は言う 「ドアを半分あけといてくれ そこから青い海が見えるように」とも言う それに、 「かつて、君が遊んだ青い海が…」と、付け足す者がいる ドット柄はビーズ玉のようになったが 君はまだ若いし 入道雲は地平を這って膨れるが 海は静かだし ボートには 誰が書いたか「マサコ美容室」の文字が そして空には 今日を予言する「40周年」の飛行船が かつて青い海で遊ぶ君の姿である