蜂太郎日記

森昌子を聴きながら・・・

Edesu22、清廉(2)


 苔むす石段の上に立つと豊潤な樹の香りに包まれ、湿潤な森に迷い込んだような気分になる。それは、すべてを森に任せて漂う精霊の心持で、世俗の悪習とは無縁の幼少の清廉な心に戻ったような気分だった。(「松葉の流れる町」より)


鉛筆(2B)Edesu5の修正版