蜂太郎日記

森昌子を聴きながら・・・

手紙15 泰山木

「一条つぐみの手紙」

 みどりちゃん、いつもお手紙ありがとう。受験勉強頑張ってますか。あなたは頑張りやさんだから大丈夫ですね。私も見習わなければいけませんね。最近、時々落ち込むことがあるのですが、みどりちゃんの手紙に励まされて歌っています。今の私には歌しかないのです。それなのに返事を書けなくてごめんね。
 みどりちゃん、一つだけ言っておきますが、達彦さんは熊のような人ではありません。どちらかと言えば痩せている方だと思います。一時、髪を伸ばし髭を生やしていた頃があって、あの時はそれを思い出し、少し太らせてみたら確かに熊だと想像してしまって笑ってしまいました。今は仕事で外国に行っていますが時々手紙をくれます。それと吾郎さんは相変わらずで、いつも冗談ばかりです。放送中は「夜のしじまを人知れず、今日も旅する人がいる」なんて言ってますけど、あれは吾郎さんじゃないと思います。一人で旅する姿なんて似合わないもの。でもいい人だから、私も吾郎さんと話していると安心して余計なことまで話してしまいます。不思議な人です。
 それから大学は宇大にしたとか。おじさんもおばさんもあなたが可愛いから、きっと手許から離したくないのでしょう。遠くへやるのは心配なのでしょう。あなたは一人っ子ですものね。私にはできませんが、みどりちゃん、あなたを大事にしてくれるご両親への感謝も忘れないでね。
 泰山木も懐かしく思い出します。小さい頃、狭い枝を潜って無理に登ろうとしておじさんに叱られたのを良く覚えています。その木も随分大きくなったのでしょうね。綺麗な花を咲かせるのでしょうね。写真楽しみに待ってます。
 受験勉強頑張ってね。私もワンマンショー目指して頑張ります。雅子