蜂太郎日記

森昌子を聴きながら・・・

11、森昌子 昭和の流行歌

1、「夜のプラットホーム」(昭和22年)
歌手:二葉あき子、作詞:奥野椰子夫、作曲:服部良一
 1947年(昭和22年)に二葉あき子が歌ってヒットした彼女の代表的な曲とされるが、もともとは淡谷のり子が歌ったもの。1939年(昭和14年)に、映画『東京の女性』(主演:原節子)の挿入歌として吹き込まれたが、戦時中の検閲にかかり発禁処分とされた。それを戦後に二葉あき子が歌ったものである。

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2、「君の名は」(昭和27年)
歌手:織井茂子、作詞:菊田一夫 、作曲:古関裕而
 ご存知の通り、1952年の同名ラジオドラマ主題歌。脚本家、菊田一夫の代表作であり、放送される時間になると女湯から人が消えたといわれたほどの人気で、「忘却とは忘れ去ることなり」のナレーションは流行語ともなった。また、レコード吹き込みは織井茂子であるが、放送での歌唱は高柳二葉。1953年から1954年にかけて、岸惠子(氏家真知子 )佐田啓二後宮春樹)の出演で松竹により3作の映画が作られ、「真知子巻き」ファッションも流行した。
http://youtu.be/9gmFgrUVMRc
(12.2)
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3、「いつでも夢を」(昭和37年)
歌手:橋幸夫吉永小百合、作詞:佐伯孝夫、作曲:吉田 正
 第4回(1962年)日本レコード大賞受賞曲であり、思わずハミングしてしまうような高揚感あるメロディと歌詞は、高度成長期の夢ある時代を感じさせる。また森昌子が歌まねで天才振りを発揮していた頃、吉永小百合はその対象の20人目で、かつ最後となった人であることにもこの曲との縁を感じる。2007年の文化庁日本PTA全国協議会の「日本の歌百選」に、この「いつでも夢を」は多くの童謡や唱歌と共にも選ばれている。
http://youtu.be/vAHMPnXaDow
(12.2)