蜂太郎日記

森昌子を聴きながら・・・

2012-01-12から1日間の記事一覧

俳句16 埋み火

月天心貧しき町を通りけり 与謝蕪村 月が天心(空のまんなか)にかかっているのは、夜が既に遅く更けたのである。人気のない深夜の町を、ひとり足音高く通って行く。町の両側には、家並の低い貧しい家が、暗く戸を閉ざして眠っている。空には中秋の月が冴え…