蜂太郎日記

森昌子を聴きながら・・・

2010-10-21から1日間の記事一覧

松葉の流れる町(13)

その夜、アパートに着いてからも、はにかんだような少女の顔が浮かんで来てなかなか寝つけなかった。昨年の夏、純一と二人で山野を歩いた後に偶然出会った少女と、その顔は重ならない。無心に歌う少女は、後で中学生だと知ったが、足を止めて盗み聴いても、…