蜂太郎日記

森昌子を聴きながら・・・

2010-09-07から1日間の記事一覧

松葉の流れる町(10)

青葉の発散する臭気がまだ残っているのだろう、独特の噎せるような青臭さが鼻につく。それは昼の熱気を感じさせ、息苦しさを感じさせた。少女の一途な思いをどう受け止めればよいのだろう。達彦は雅子の心にどう対すれば良いのか思いあぐねていた。 熱い外気…