蜂太郎日記

森昌子を聴きながら・・・

2010-08-21から1日間の記事一覧

松葉の流れる町(8)

2章 1972年の夏、大学2年になった大田原達彦は目的もなく高原の叔父の教会にやって来て、ぶらぶらと時を過ごしていた。彼は大学のワンダーフォーゲル部に所属したが、友人の死を契機に部活動への意欲をなくしていた。叔父の国男と約束のあった雅子がやって…