蜂太郎日記

森昌子を聴きながら・・・

Edesu15、豊秋津島


 日本の古名に豊秋津島があるが、これは豊かに穀物が実る島との意であり、その中の秋津とはとんぼのこと。赤とんぼが黄金の田んぼの上を群飛ぶ姿に古の人は豊穣を願い、そしてそれは叶えられてきたのかもしれない。だから豊秋津の島と呼んだのだろう。
 確かに古の人と同じく赤とんぼには実りを感じる。親しみと感謝を感じる。それがある種の懐かしさを思い出させるのかもしれない。それはこの「赤とんぼ」を聴いても同じなのである。日本の空に赤とんぼの姿は似合っている。
 福島の空に赤とんぼが群れ飛ぶ風景を願うばかりである。
 

色鉛筆

森昌子「赤とんぼ・ふるさと」
http://youtu.be/MWKAQUMvUGo
歌詞 赤とんぼ(「森昌子私論6-3」)
http://d.hatena.ne.jp/eight5881/20100325/1269476986